- プロローグ -トップページ > プロローグ プロローグ ◆「誰も憶えていないことは、存在しないことになるのだろうか・・・」 本州の南に浮かぶ島、朧月島で十年に一度開かれる朧月神楽。 神隠しに遭った少女の一人、水無月流歌はかすかに憶えていることがあった。 それは一つの旋律・・・ ―仮面をつけた人々に囲まれて楽器を鳴らす少女たち― 旋律は繰り返され、速まり・・・やがて記憶は途切れた。 十年後、神隠しに遭った少女のうち、二人が相次いで死んだ。 そして二人を追って流歌も島へ渡る。 トップページ > プロローグ |